帝人は欧州で複合材料事業を拡大する。「現地で自動車の軽量化に炭素繊維複合材料(CFRP)を使おうとの機運が再び高まっている」(中石昭夫執行役員複合成形材料事業本部長)ことを背景に、量産に適するRTM(レジン・トランスファー・モールディング)成形設備を導入中。チェコ拠点ではガラス繊維SMC(シート・モールディング・コンパウンド)向けのプレス成形設備の導入検討を進めており、パーツ事業の成形拠点網拡充を図る。重要度の高まる環境対応については、ガラス繊維SMCパーツのLCA(ライフサイクルアセスメント)作成に取り組む方針で、他材料に対してのCO2削減効果を分かりやすく訴えるための土台を作る。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る