帝人はニーズが高まるEMI(電磁妨害)シールド向けの材料として、金属被覆炭素繊維(MC-CF)を使用したコンパウンド材料の提案を強化する。添加剤としてMCチョップドファイバーの打ち出しを強める考え。車載用途やドローン、ウエアラブル端末などでの市場開拓を加速する。また、MC-CFで強化したポリカーボネート材料(長繊維強化PCペレット)を開発した。金属相当のシールド効果を持つことから、サンプルワークを通じ本採用へつなげていく。精密な電子機器を数多く搭載する電気自動車(EV)などでは、各機器から発せられる電磁波対策が課題として掲げられている。同対策とともに、樹脂による金属代替で、自動車などの軽量化ニーズにも対応する考え。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る