年末年始の帰省や旅行をどうするか。去年は我慢をしたから今年こそはと楽しみにしている人がいる一方で、オミクロン株の広がりで迷っている人、見送った人もいるだろう。今年は例年に比べて長期休暇になりにくい日並び。無理して出かけるのは…という気持ちになっても不思議ではない▼JTBの推計によると、12月23日~1月3日の帰省を含む国内旅行人数は1800万人。前年に比べて80%もの大幅増となっているが、コロナ前は3000万人近くで推移していたことを考えれば、やはり旅行に対して慎重な人が多いようだ▼車を運転して出かける人にとって気がかりなのがガソリン代。やや落ち着きをみせているものの、1リットル当たり165円前後と高止まりが続く。前年の今ごろに比べて30円以上も高い水準だ▼それに加えて高速道路では1月1~3日、ETCシステムの休日割引が適用されなくなるのも痛手。渋滞の解消を図るため国土交通省からの依頼に対応する。八王子~松本だと休日割引は3180円だが、通常料金は4540円と1000円以上の差がある▼車派には逆風が吹いているものの、子ども連れならたくさんの荷物を積み込めて、しかもドア・ツー・ドアで移動できるのは捨てがたい。ドライバーの皆さんはお疲れ様だが、どうか安全運転で快適な旅行を。(21・12・24)

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

精留塔の最新記事もっと見る