▽ 扶桑化学工業の現状をどう見ていますか。

 「強みはリンゴ酸、超高純度コロイダルシリカというグローバルニッチな“金メダル製品”を持ち、それを守り、成長させていること。ライフ事業は新型コロナウイルスの影響もあり若干落ちているが、中長期ではアジアを中心としてリンゴ酸、クエン酸の需要拡大は間違いなく、安定的に収益を稼ぎ続ける。半導体研磨プロセスに使われる超高純度コロイダルシリカは、ハイエンド領域の市場が広がるほど当社製品も使われる。売り上げや利益面の心配はないが、人材の確保、育成を組織的に回す体制が整っていないのは弱みだ。行き当たりばったりでやってきたので、新卒採用を増やして文化を変えようとしている」

▽ 就任早々、鹿島工場で超高純度コロイダルシリカを増産する大型投資を決断しました。続きは本紙で

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