政府は7日、新型コロナウイルスワクチンの追加調達に向けた製薬各社との協議状況を明らかにした。米ファイザー、米モデルナ、米ノババックスから合計2億5000万回分の追加供給を受ける方向で調整を進めている。ファイザー製は今秋までに供給される見通し。モデルナ製とノババックス製は、変異株に対応したワクチンや追加接種分も対象になる見込み。
ファイザーとは、今年中に1億4400万回分を調達する契約をすでに結んでいるが、9月末までに5000万回分が追加される見通し。
モデルナからは、年明け以降に5000万回分を追加する方向で協議。今年9月までに5000万回を調達する契約を結んでいるが、来年向けにも同じ量を確保する考え。日本の開発・流通権を持つ武田薬品工業も加わって協議を進めている。
ノババックスとは1億5000万回分の供給を協議。国内の製造権を持つ武田薬品が供給する。同社光工場(山口県光市)で年産2億5000万回分の製造体制を構築しており、最短で今秋の供給開始を目指している。
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