住友ベークライトの社長、会長を務めた守谷恒夫氏のお別れの会が21日、東京都千代田区のパレスホテル東京でしめやかに行われた。各界から多くの参列者が集い、故人を偲んだ。

 守谷氏は1958年に京都大学を卒業し、住友ベークライトに入社。向島工場長、宇都宮工場長、基礎研究所長などを歴任し、98年に社長に就任。在任中は、構造改革を推し進め、現在の半導体関連材料、高機能プラスチック、クオリティオブライフの3分野をコア事業分野と定めた。また米オキシデンタル・ケミカルからのフェノール樹脂事業の買収を手がけ、日米欧アジアに拠点を有するフェノール樹脂のグローバルトップメーカーとしての地位を確立。2004年には筒中プラスチック工業の連結子会社化を行い、同年会長に就任した。10月13日に肺炎のため死去。86歳。

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