関澤義氏(富士通元社長・元会長)のお別れの会が11日、都内の帝国ホテルで執り行われた。業界関係者らが参列し、故人を偲んだ。

 関澤氏は1954年、東京大学工学部卒業後富士通信機製造(現富士通)に入社。90年に社長就任し、97年に藍綬褒章受章。2000年には通信機械工業会会長を務めた。

 英ICLや米アムダールを買収するなど、いち早くソフトウエア重視の経営に舵を切り、バブル崩壊後の成長戦略を固めた。いまのSDGs(持続可能な開発目標)につながる植林活動も当時から実践しており、時代を先取りしていた。21年1月20日死去。享年89歳。

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

おくやみの最新記事もっと見る