アイロムグループは23日、早ければ月内にも開発中の新型コロナウイルスワクチンの製造を開始すると発表した。子会社のIDファーマが中国の復旦大学付属上海公衆衛生臨床センターと開発を進めており、現地で予定する非臨床試験、臨床試験向けに供給する。まず7月以降に非臨床試験から立ち上がる見通し。治療や予防に有効性を発揮するワクチンの早期開発につなげる。
両者は2月に新型コロナウイルスをターゲットとしたワクチンの開発に合意。IDファーマが基盤技術として持つセンダイウイルスベクターを活用。両者でこれまで行ってきたセンダイウイルスベクターを使った結核ワクチンの共同開発のノウハウなども生かす。
ワクチンの開発・製造に必要な新型コロナウイルス由来の抗原に関する遺伝子デザインは、すでに同センターから取得している。そのデザインを踏まえ、IDファーマでワクチンを製造し、提供する。
資生堂、O/W型「ファンデ美容液」提案
4/18NEW