中国の科学技術部は、新型インフルエンザ治療薬の有効成分である「ファビピラビル」が、新型コロナウイルスにも有効だということを明らかにした。深セン市(広東省)と武漢市(湖北省)で行った臨床研究の結果、ウイルスの陰性化、肺炎の症状改善といった効果が確認できた。今後、現地製薬企業が量産に着手し、供給が保障できる体制を整えていく。
現地では先月、ファビピラビルに関するライセンス契約を富士フイルムと交わしている現地製薬大手の浙江海正薬業股份有限公司が、中国国家薬品監督管理局の認可を得ている。安全性についても、明らかな不良反応はなかったとしている。
高砂香料、新興国軸に海外展開を加速
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