日本の化学企業の事業ポートフォリオ改革が新たな局面を迎えそうだ。これまで進めてきた情報電子やヘルスケアを軸としたスペシャリティケミカルが稼ぎ頭に成長する一方、コモディティの代表格である石油化学はカーボンニュートラル(CN)の時限目標によって再編を迫られる。これまで石化の再編は不採算時に実行されてきたが、好業績のいま実行に移せるチャンスともいえる。しかし日本の石化コンビナートは地域に分散し、さらにスペシャリティケミカルの原料が石化である場合も多い。一筋縄ではない難題を解く覚悟が問われる。続きは本紙で

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