日本ゼオンは、スーパーグロース法による単層カーボンナノチューブ(CNT)で医療分野の開拓に弾みをつける。今年初めに、同社のCNTを配合した導電性シリコーンゴムが米国のパーキンソン病などの症状を軽減する医療機器部材の材料として採用されたが、こうした電気刺激を用いて治療に生かすアプリケーション向けで引き合いが増えつつある。また、体の動きを検知するセンシング的な使い方や、人工筋肉、自己発電パッチなど多様な用途で特性を生かした提案を行っており、将来的な社会実装に期待をかける。世界的にも珍しい量産型CNTを用いてライフサイエンス分野進化への貢献を目指していく。続きは本紙で

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