日本バイリーンは、電界紡糸法(ES法)技術を用いたナノファイバーにより、新規市場を開拓する。有機繊維だけでなく、無機繊維でも極細の繊維を作り出せるため、セラミック系のナノファイバーフィラーを樹脂に配合して放熱機能を持たせる電子材料用途や、真空断熱材の基材として用いる用途で早期採用を図る。メディカル関連でも、ナノレベルではないものの、同様の技術を用いて作成したシリカ製の不織布基材を細胞培養分野に提案しており、生体に近い構造を再現できることから、新薬開発の期間短縮や動物実験の回数低減などへの貢献を目指す。市場環境が目まぐるしく変遷するなか、独自技術を生かした開発を促進し、既存事業に続く新たな収益源を作り出していく。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

先端材料・部材の最新記事もっと見る