日本化学工業は、半導体に用いられる高純度赤リンを増産する。このほど福島第二工場(福島県田村郡)に3億円を投じて新生産棟を建設、生産能力を倍増した。供給用途の半導体ドーパント材料、化合物半導体材料向けの需要が増加し、既存生産棟は稼働がタイトになっていた。同工場ではリン系材料のホスフィン誘導体も製造しているが、量子ドット(QD)ディスプレイ向けの需要が増加しているため、こちらも増産投資を検討中。先端電子材料を成長分野に位置づけた投資が活発化している。続きは本紙で

福島第二工場に新設した高純度赤リンの製造棟

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