日本化薬は、モノづくり力のさらなる強化に向け、鹿島工場(茨城県神栖市)内に新合成棟を建設する。昨年末から着工しており、今年7月の完成、稼働を計画している。投資額は数億円規模になる見込み。鹿島工場はアグロ事業部の主力工場として農薬の原体製造を手掛けているが、新合成棟は農薬だけでなくグループ各事業の原料・中間体製造にも対応できるように整備する計画。中国の環境規制強化などで調達が困難になっている原料・中間体の生産を国内回帰することで安定供給体制をさらに強化する考え。新合成棟で有機合成技術にさらに磨きをかけることで原料・中間体の受託ビジネスの拡大も狙う。続きは本紙で

新合成棟を建設する鹿島工場

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