日本界面活性剤工業会は21日、東京會舘(東京都千代田区)で第72回定時総会を開催した。任期満了にともなう役員改選があり、新会長にライオンの乘竹史智取締役執行役員を選出。副会長は竹本油脂の竹本元泰社長、ミヨシ油脂の三木逸郎社長が就いた。

 総会後の記者会見で、乘竹新会長は「界面活性剤は多くの産業や生活に身近な製品にも使われている。今後も安心安全に努め、業界の底上げを図っていきたい」とあいさつ。2021年の界面活性剤需要は前年より大きく回復した一方、足元では原材料価格の高騰にともなう値上げが重要課題となっている。

 同工業会は、国内の主な界面活性剤関連企業39社が加盟。22年度の活動方針は、(1)化学物質管理制度への確実な対応(2)安心(生産・製品・環境)の確保への取り組み(3)情報収集と情報発信の強化-を主要テーマに掲げる。

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

セミナーイベント情報はこちら

業界情報の最新記事もっと見る