日清紡ケミカルは、取り扱い性に優れた現場発泡不燃ウレタン断熱材原液を開発した。近く国土交通省の不燃材料認定を取得のうえ、本格上市を目指す。独自の技術により施工前の面倒な撹拌作業が不要で、従来型の吹き付け断熱材と同様の施工性を確保できるうえ、施工ムラリスクが低いことがメリット。火災リスクを抑制し、安心、安全な施工環境および住環境を提供できる製品として「少なくとも10億円規模に育成する」(高橋郁夫社長)。合わせて昨年後半から業界を震撼させている発泡剤不足への対策として、水処方によるRC(鉄筋コンクリート)造向けの対応を開始した。断熱材要因で完工できないマンションなどへの対応を強化し、顧客の納期遅延問題解消に貢献している。

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