日産自動車は、安定調達と次世代技術の取り込みで車載電池の競争力を高める。今冬の発売を予定する新型電気自動車(EV)「アリア」の電池は、自社事業発のエンビジョンAESC以外から調達するとともに、今後、生産計画を裏付けた長期連携を材料領域まで展開し、これまでのコスト目標達成に取り組む。2022年度初頭に発売予定の軽EVには従来技術を改良した新規小型電池を採用。次世代技術として液系リチウムイオン2次電池(LiB)では、コバルトフリーの実用化を進める。28年度までの市販車搭載を計画する全固体電池では、動作温度100度Cを確保し冷却パーツなどシステムコスト低減を実現する。24年度までに次世代電池の車載用モジュールおよびパックの試作製造を可能にするパイロット生産ラインを設置する。続きは本紙で

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