日産化学は、生体物質付着防止材でバイオ医薬品分野に参入する。抗体医薬品の研究や保存用などをターゲットに開発した製品は、容器に塗布すると既存品には見られない高い抗体凝集阻害効果を示す結果が得られ、容器内の医薬品の溶液濃度を一定に保つ機能が見込まれる。顧客の容器にコーティングして提供するなど、すでに試験研究用で一部発売している。今後は製薬企業向けのアプローチを強化する。再生医療でもスフェロイド(細胞塊)培養用で展開し、バイオ医薬と再生医療分野で本格的な事業化を目指す。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

ライフイノベーションの最新記事もっと見る