▽ 新社長COO就任の抱負について。

 「約60年ぶりの技術出身の社長となる。工場、生産部門で多くの現場を経験し、ものづくりの立場から全事業分野に携わってきた経験を生かしたい。事業を取り巻く環境が大きく揺れ動く中での就任で、計り知れない責任の重さを感じているが、どんな困難にも立ち向かう決意をもって責任を全うする覚悟だ」

 「当面の責務として2つ考えている。1つ目は、今年度が最終年度となる中期経営計画『Vista2021』を確実に仕上げること。経営指標であるROE(株主資本利益率)16%以上、総還元性向75%を必ず達成する。2つ目は、次期中計および2030年、さらにその先を見据えた視座を高めた長期経営計画の策定だ。当社グループの成長のカギは、成長エンジンの創出。つまり新規事業、新製品、新技術の企画・探索。加えて基盤事業の強化および人材の育成だ。人類の生存と発展に貢献していくために、化学会社としてソリューションを提供すべく、未来を示す羅針盤となる計画を定めて実行していくことで、創業から134年目となる当社グループの今後100年にわたる成長の礎を築いていく」

▽ 業界屈指の高収益実現の秘訣について。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

インタビューの最新記事もっと見る