旭化学工業(大阪市淀川区)は、多価メルカプタンの効率的な生産手法の開発に成功し、価格を大幅に抑えて供給できる体制を構築した。同社は5つの多価メルカプタン化合物を揃え、顧客に提案しているが、その価格がボトルネックとなっていた。同社の同化合物は安定した構造を特徴としている。エポキシ樹脂における硬化促進剤として使用すると、熱や湿気による結合の切断を大きく軽減し、劣化しにくく高強度なエポキシ樹脂を作製することができる。同社は同剤の応用を軸に提案活動を加速し、次の成長の牽引役とする方針だ。続きは本紙で

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