旭化成は6日、東京都千代田区との間で、換気による新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する連携協定を15日に結ぶと発表した。同社の二酸化炭素(CO2)センサーを活用して適切な換気管理が行われている飲食店の情報を広く発信し、集客を支援する「換気OKキャンペーン」を来年3月末まで実施する。

 千代田区は新型コロナウイルス感染予防対策に関する区独自の認証制度を運用しており、今年5月から認証店に旭化成のCO2センサーを無料配布して店舗の換気管理を推奨している。

 今回のキャンペーンでは、飲食店の利用客がスマートフォンなどで旭化成が無償提供するアプリ「換気View」をインストールして、店内のCO2センサーと接続すると、その場のCO2濃度が確認できる仕組みとなっている。

 CO2濃度が1000ppm以下の場合のみ画面に表示される「換気OK」ボタンをタッチすると、店舗の換気情報がアプリ内の「CO2マップ」に表示される機能もある。CO2マップはセンサーから離れていても閲覧可能で、利用客はCO2濃度を事前に確認して飲食店を選ぶことができる。

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