ヘルスケア領域を成長の牽引役とし、M&A(合併・買収)など積極展開している旭化成。「グローバル・ヘルスケア・カンパニー」を標ぼうし、2030年売上高1兆円を視野に入れ成長速度をさらに引き上げる。同領域を所管する坂本修一取締役専務執行役員に戦略を聞いた。

総合力で部品調達

 - ヘルスケア事業の現況は。

 「21年度は、20年度の人工呼吸器の特需が一巡し、前年度比で減益となったが、全体としては右肩上がりで順調に成長している。ただ、昨年末から半導体不足が顕在化し、医療機器の部品・資材不足の逆風を受けている。そのため、今年は救急救命医療機器を中心とするクリティカルケアが足踏み状態にみえるかもしれないが、年度内に状況は改善するだろう。マテリアル事業が持つネットワークの活用など旭化成の総合力を駆使し、調達の対策も講じている」

 - クリティカルケアは事業領域を広げています。続きは本紙で

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