昭和電工の森川宏平社長は化学工業日報の記者と会い、完全子会社化した日立化成とのシナジー効果について、買収3年後に年間200億円以上とする当初目標を「おそらく超える数字が出せると思う」と語り、PMI(買収後の統合作業)に自信を示した。事業の選択と集中に関しては「粛々と進める」とする一方で、「将来の変化や進化に必要な技術、素材のポートフォリオは当然残しておかないといけない」とも語った。主なやりとりは次の通り。

◆…日立化成の買収後、どのような議論が行われているでしょうか。

 「ステアリング・コミッティー(両社の首脳らによる会議体)と、その傘下に機能別の分科会を設け、統合後のシナジー効果を出すあらゆる可能性を議論している。金額はまだいえないが、(当初目標を)おそらく超える数字が出せると思う」

◆…日本会計基準の昭和電工に対し、日立化成は国際会計基準(IFRS)を採用していますが、会計基準を統一する方向でしょうか。続きはこちら

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