<コロナ禍でも企業価値損わず>

◇…昭和電工マテリアルズの連結子会社化から4月で1年が経ちました。

 「新型コロナウイルスの影響にともなう業績の下振れで今回の買収を懸念する声もあったが、買収時の計画は1年半ほど後ろにずれた程度で、コロナ禍による企業価値の毀損は全くない。自動車部材は18年水準には届かないが随分と回復し、半導体材料は想定以上に良い状況だ。仮に今が入札でも同じような買収価格が付いただろう」

 「そもそも買収の狙いは両社の強みの足し算による事業ポートフォリオの最適化であり、シナジー(相乗効果)を大きく見込んで買収価格を設定していない。事業の成長や技術、コスト面などのシナジーはバリュエーション(価値評価)にプラスされる部分だ。その証左に(事業会社とのシナジーが薄い)投資ファンドが買収入札でほぼ同じ価格を出した。昭和電工マテリアルズにそれだけの価値があるということだ」

◇…改めて買収の狙いを。続きは本紙で

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