東ソーは、培養した細胞を傷つけずに培養容器から簡便に剥離できる高機能ポリマーを開発した。再生医療分野で研究開発が進む間葉系幹細胞や人工多能性幹細胞(iPS細胞)などの培養・分化のプロセスで使え、バイオ医薬品の製造にも活用できる。細胞培養の自動化に対応できる新技術とみており、サンプル配布を通じて市場を開拓する。重点分野に据えるライフサイエンスの新事業として再生医療への進出を目指す。続きは本紙で

①間葉系幹細胞が培養皿にアメーバのように足場をはり、増殖した状態

②10度Cの冷却培地を加えた状態。足場が剥がれて細胞が収縮する。酵素除去の遠心分離が不要

③細胞を回収し、継代をする。実験での回収率は98%だった

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