東レは、樹脂や繊維事業などで、2023年度からの次期中期経営計画を見据えた成長戦略を打ち出した。樹脂については不適正行為を受け、品質保証本部の独立性を強化するなどの再発防止策を掲げたうえで、今後は生産能力の増強や高機能化技術「ナノアロイ」での差別化による成長を次期中計に盛り込む。繊維についてもサーキュラーエコノミーに関連した素材での事業拡大を描く。日覺昭廣社長は、25日に開催したオンライン会見で、次期中計について、「素材メーカーとして社会課題に貢献する技術をベースに設定していく」と述べたうえで、信頼性の観点から、「品質がブランドを作るということを明確に打ち出したい」との方針を示した。続きは本紙で

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