<東レエンジニアリング・プラント営業部長・三島康次理事に聞く>

 ファインケミカル、樹脂ケミカル、医薬品の3分野で、プラント事業を展開する東レエンジニアリング。とくに1990年代後半から本格化してきた医薬品分野は、2000年代前半以降、着実に伸長。20年度も同事業を牽引し、売上高約200億円のうち、90億円強を占めるまでにいたる。6月に理事に就任した三島康次プラント営業部長に医薬品分野の展望や戦略などを聞いた。

 <ライフ事業拡大>

◎…医薬品分野への期待感は。

 「東レグループとしてライフイノベーション(LI)事業の拡大に注力している。まず医薬品分野で売上高100億円を目指したい。医薬品への投資は景気変動の影響を受けにくい。プラント事業を安定化させるという意味でも伸ばしていきたい分野だ。扱うのは、大きく原薬プラントと製剤プラントに分かれる。得意とするのは合成原薬プラント。国内の医薬品製造支援(CMO)などがターゲットだ。中国の環境規制や新型コロナウイルス感染症の流行拡大などの影響による原薬調達の国内回帰も追い風となるだろう」

 <制御技術生かす>

◎…自社の強みは。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

インタビューの最新記事もっと見る