東レ・ファインケミカル(東京都千代田区、磯部和史社長)は、ポリプロピレン(PP)製の特殊極細繊維不織布「トレミクロン」の供給能力を拡大する。2023年中に松山工場(松山市)に生産ラインを1系列増設し、年産能力を現行の250トンから550トンに引き上げる計画。投資額は建屋を含めて十数億円を見込む。増産部分の多くは国内の産業用・医療用マスクメーカー向けに供給する。同社としてはマスク用トレミクロンの増産に踏み切ることで、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、供給不足に陥った産業用・医療用マスクの国内安定供給体制の構築に貢献していきたい考え。続きはこちら

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