東レは樹脂事業で、今後予想される輸送/移動とデジタルの両革命に対応した製品展開を強化する。輸送/移動向けでは、次世代電動車(xEV)や先進運転支援システム(ADAS)向けの樹脂提案を加速する考え。ポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリブチレンテレフタレート(PBT)を軸に、2022年度までには自動車向け樹脂で19年度比約3割の増収を計画する。また、デジタル向けでは第5世代通信(5G)需要に焦点を当て、低誘電素材の開発を急ぐ。なかでも溶液製膜フィルム用液晶ポリマー(LCP)は、今上期中での投入を視野に入れる。独自の「ナノアロイ」技術の適用や設計・加工法までを含めトータルソリューションの提供で、成長領域での事業拡大へとつなげていく。続きはこちら

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