東京医科歯科大学の研究グループは7日、新型コロナウイルスで新たな変異「N501S」を持つデルタ株で、ワクチン接種者への感染が起きていたことを確認したと発表した。同変異を有するデルタ株感染患者と接触した患者から見つかり、いわゆる「ブレイクスルー感染」と結論付けた。国内で流行中のデルタ株と同等の感染力があるとし、グループは注意を呼びかけている。

 同大で診察した患者の全ゲノム解析を通じ、ワクチンを1回接種、または2回接種後2週間以降経過した人からそれぞれ感染事例を発見した。

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