東京応化工業は、年内をめどに超親水コーティング材料を本格事業化する。物理吸着と化学結合の2タイプで、樹脂、ガラス、金属など幅広い基材に適用でき、膜厚2ナノメートル程度の薄膜で塗工法を選ばず、低細胞毒性で高い耐候性を持つ。シリコーンゴムやジメチルポリシロキサン(PDMS)の親水化も可能で、細胞プレートに使えば細胞の吸着などを長期間抑制できる。製造技術を確立ずみで、超撥水コーティング材料や微細構造材料など他の新材料とのシナジー展開も推進する。バイオ・医薬機器などにサンプルワークを進めており、多領域で市場開拓を進めていく。続きは本紙で

薄膜、低細胞毒性、高耐候性を兼ね備え、樹脂、ガラス、金属など幅広い基材に使える(画像はポリプロピレンに塗工)

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