東京農工大学ではバイオマスプラスチックの開発が進む。カシューオイルを原料とするエポキシ樹脂とアクリル樹脂は、柔軟性や300度Cレベルの耐熱性という特徴に加え抗菌性の付与に成功した。引き続き、ガスバリア性や生分解性といった新機能付与を目指し、年度内に終了するJSTプロジェクトで基礎技術を確立する。2022年度を目標に、民間企業が参画する研究コンソーシアムを立ち上げ、エレクトロニクス用柔軟フィルムや接着剤などの応用に向けた開発を加速する。新規に開発した変性セルロースと米ぬか由来のフェルラ酸から合成したバイオプラは二酸化炭素(CO2)分離膜材として期待できる。新機能付与に取り組み、用途開発につなげる。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

環境・規制・行政の最新記事もっと見る