【バンコク=岩﨑淳一】東南アジア諸国連合(ASEAN)の衛生材料向け不織布は、需給タイトが続いている。紙おむつ用を中心に需要が堅調に伸びている一方、供給面でコロナ禍の影響によって増強設備の稼働遅れが生じていることが背景にある。引き続き、域内は高い市場成長が期待できるが、生産能力の拡大、需要家の購買力向上、さらに忍び寄る中国勢の影と、既存メーカーにとっては事業環境の厳しさが増すとの見方が強い。安定供給を維持しながら、生産効率や製品機能を高めるといった競争力の強化が求められる。続きは本紙で

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