従来の燃料電池(FC)と同等サイズで3倍の出力と2倍の耐久性を実現する触媒担体の実車搭載が見えてきた。東洋炭素が開発した次世代型触媒担体向け「クノーベル」は、高出力、高耐久性が求められる商用車用FCでの採用を視野に2023年度の商業生産開始を計画する。サンプルを供給するMEA(電極接合体)メーカーや電池メーカーでの開発は、スペック決めなど最終段階へと進む。同社では、市販車用FCを想定したコスト要求にも対応できる量産技術を確立しており、25年度には現状比5倍の売上規模に成長させる。続きは本紙で

クノーベルは孔と孔がつながった(連通孔)構造を有する

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