東洋紡は、買収で帝人から得たポリエチレンナフタレート(PEN)を用いた薄型の液晶偏光子保護フィルムの数年内の開発を目指す。PENは耐熱性や強度に優れている。現在、展開するポリエステル(PET)よりも薄くしてもそれらの物性を担保できる。まずは、厚さ30~40マイクロメートルを想定。厚さがボトルネックとなり、PETでは入り込めなかったスマートフォンなどの小型液晶での採用を見据える。今後は光学特性の維持や高額なPENにかかるコストなどの課題解消を推進。PENとPETの複合なども視野に、市場ニーズも把握しながら実用化させる考え。続きは本紙で

通常ポリエステルフィルム(左)と虹ムラが発生しない超複屈折フィルム

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