東洋紡は、バイオ医薬品の製造工程で使うウイルス除去フィルター事業に参入する。人工腎臓用途で展開してきたセルローストリアセテート(CTA)中空糸膜で、滋賀県の拠点で生産し、販売実績が出始めている。抗体医薬や新型コロナウイルスワクチンの製造向けで需要が旺盛な一方、供給メーカーが限られ引き合いは強い。すでに岩国事業所(山口県岩国市)での設備増強の検討に入った。重点分野のライフサイエンス部門のなかでも成長ドライバーとして同中空糸膜に経営資源を厚く配分する。続きは本紙で

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