東洋紡は、国内で初めてとなる核酸合成用活性化剤の事業化を目指す。電子材料分野を中心に長年にわたる実績を持つテトラゾール化合物の応用展開の一環となるもので、核酸合成のカップリング反応において現在主流の活性化剤のうち、5-ベンジルチオテトラゾール(5BT)の製法を新たに確立。同じく5-エチルチオテトラゾール(5ETT)の研究も進めており、2022年度以降にトンレベルの量産化への移行を計画する。まずは国内で核酸医薬品の開発向けに販売するほか、承認後の商業生産への供給も狙う方針で、25年度には年数トン規模のビジネスとしたい考え。続きは本紙で

量産には高砂工場の既存設備を活用する予定

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