武田薬品工業は25日、同社の新型コロナワクチン「ヌバキソビッド筋注」が予防接種法上の特例臨時接種の対象に指定されたと発表した。これにともない、今後、同一ワクチンの接種を原則とするが、場合により初回と異なるワクチンを接種する際にも使える。併せて、国が指定した施設への供給も開始した。武田にとって2剤目となる新型コロナワクチンで、同社光工場(山口県)で製造する国産ワクチンとなる。

 対象年齢は18歳以上で、間隔は1、2回目接種では3週間、3回目接種の場合は2回目接種から少なくとも6カ月経過後となる。1、2回目の接種では初回と異なるワクチンを接種する際に使えるほか、3回目接種では1、2回目接種で用いたワクチンの種類にかかわらず打つことができる。

 同ワクチンは米ノババックスからの導入品で、日本では先月19日に製造販売承認を取得している。

新聞 PDF版 Japan Chemical Daily(JCD)

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