世界の天然ガス・液化天然ガス(LNG)市場は今後も混乱が続く見通しだ。欧州は昨秋以降の天然ガス需給ひっ迫に、ロシアによるウクライナ侵攻が追い打ちをかけ、ロシアからのパイプライン(PL)供給が不安定となり、LNGの調達に力を入れている。LNG市場の大きいアジアも電力需給のひっ迫に加え経済活動の回復で製造業向け需要が増加している。冬場に向け欧州やアジア諸国でLNG確保の動きが強まる見通しだが、米国での火災事故に加え、サハリン2権益の動向も不透明ななか、供給が絞られ、争奪戦がさらに激化、市況も強含みで推移する見通しだ。続きは本紙で

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