大型液晶パネル市場で過半のシェアを握るまで成長した中国パネルメーカー。パネル部材も現地化が進み、中国素材メーカーが台頭している。一方、韓国パネルメーカーは次世代ディスプレイの開発に取り組むが、革新素材が生まれず開発が難航している。こうして2極化した市場で日本の素材メーカーはどう立ち回るべきか。オムディアの宇野匡リサーチマネジャーに話を聞いた。

■…今後の市場予測について教えてください。

 「2028年の有機EL(エレクトロルミネッセンス)テレビの需要は、1700万台と読む。一方、液晶テレビは2億6000万~2億7000万台とみている。つまり有機ELテレビの市場規模は液晶テレビの20分の1程度ということだ。将来も大型市場で液晶テレビが圧倒的なシェアを握る」

■…大型の有機EL市場が伸び悩むのはなぜでしょうか。続きは本紙で

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