牧島かれん規制改革担当大臣は7日の閣議後会見で、6日に開いた規制改革推進会議医療・介護ワーキンググループ(WG)の議論を踏まえ、新型コロナウイルス抗原検査キットとオンライン診療、オンライン服薬指導についてそれぞれ厚生労働省に対応を求めた。

 抗原検査キットについては、(1)ワクチン・検査パッケージ登録のイベント、飲食店および登録外の小規模飲食店や介護施設による医薬品卸からの直接ネット購入を可能にすること(2)未承認キットの販売について事業者に販売自粛などの対応を求めること(3)未症状者へのキット利用が問題ないことを明確化すること-の3点。厚労省は年内対応を行うと前向きな回答を行った。年末の中間取りまとめにより詳細な内容を決定する。

 オンライン診療については、かかりつけ医以外での初診対応、一部疾病でのオンライン診療の有効性について明確化することや、診療計画の手間の最小化などを求め、厚労省もおおむね同意したとした。一方、オンライン服薬指導については、処方せん原本の薬局持参など厚労省方針が、新型コロナ感染症拡大を背景とした特例措置以前の状態に戻っていると批判。今後の中間取りまとめに向け、厚労省との調整を進める方針だ。

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