田村憲久厚生労働相は11日の閣議後記者会見で、ワクチンの承認制度の簡略化について、「新型コロナウイルスの感染が一段落したところで検討していきたい」と語った。ワクチンの承認を巡っては、菅義偉首相が10日の予算委員会で「より速やかに承認できる制度見直しを検討する必要がある」と言及している。田村厚労相は「現下の感染状況をまずは押さえ込むことが重要だ」と強調した。

 また、10日にモデルナ製の新型コロナワクチンのデータが医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出されたことを受け、「順調にいけば今月中の承認も予測される。PMDAでしっかり審査を進めてもらう」と述べた。

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