第一三共は17日、新型コロナウイルスワクチンの第2相臨床試験(P2)を開始したと発表した。国内で80人登録し、安全性や免疫原性、最適な接種量などを評価する。同ワクチンの第2段階の治験に入った国内企業は、塩野義製薬、KMバイオロジクス、アンジェスに続き4社目。
同ワクチン未接種で20~64歳の健康成人80人を登録し、1回目の接種を始めた。用量は30マイクログラムまたは60マイクログラムで、2回接種する。安全性と免疫原性を改めて評価し、推奨用量も検討する。規模を拡大した次のP3は年度内に開始予定。3回目接種を行うブースター試験も来年1月に始める計画で当局と協議している。