米国南部の大寒波によって、石油化学製品の市況や需給が大きな影響を受けている。2月中旬の寒波襲来から1カ月が経ち操業停止中のプラントが動き出したことで市況が反落した製品がある一方で、世界生産に占める米国の存在感が高い合成樹脂や合成繊維原料のアクリロニトリル(AN)などは上昇の一途を辿る。原料不足を背景に自動車エアバッグなどの産業資材や衣料品に使われるナイロン66樹脂も需給のタイト感が強く、大寒波の影響は尾を引きそうだ。続きは本紙で

記事・取材テーマに対するご意見はこちら

PDF版のご案内

市況の最新記事もっと見る