総合商社の2020年3月期決算における化学品関連の業績は、原油デリバティブ取引や米穀物子会社ガビロンの「のれん代」減損など巨額の一過性損失を計上した三菱商事と丸紅の2社が純利益ベースで赤字となった。残り5社は増益を確保したものの、主な増益要因は前期にあった特別損失の反動や資産入れ替えなどの特別利益計上によるもの。各社とも米中貿易摩擦による景気減速で主力の基礎化学品、合成樹脂のトレードは低迷しており、21年3月期は原油価格下落や新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、さらに厳しい事業環境が続くことが予想される。続きはこちら

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