花王は心地良い化粧品の使用によって「肌質感」(客観的な素肌の見た目状態)が向上する際、健全な皮膚の形成に欠かせない生物学的変化が生じていることを突き止めた。皮膚を傷つけることなく、内部の遺伝子発現情報を網羅的に取得できる独自技術「皮脂RNA解析」を用いて検討。化粧品のもたらす快感情で潤いなどが向上した肌では、表皮分化や脂質・脂肪酸代謝にかかわる遺伝子発現が上昇していた。スキンケア製品は処方や成分による肌への働きかけを目指して開発されてきたが、感情へのアプローチも有用な手段となりそうだ。続きは本紙で

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