【上海=但田洋平】中国でポリアミド(PA)66の中間原料であるアジポニトリル(ADN)の国産化の動きが相次いでいる。化学大手の華峰集団(フワフォン、浙江省瑞安市)は重慶市における年産30万トンプロジェクトの第1期として同10万トン設備の建設を開始した。大型国有企業である平煤神馬集団も2年後をめどに河南省平頂山市で同5万トン設備の稼働を目指す。先行する英インビスタは2022年の完工を目指し上海市で同40万トン設備の建設を進める。ナイロン需要が拡大するなか、輸入に依存してきたADNの国産化は中央政府が掲げる新材料育成の重点分野でもある。他社もパイロット設備の建設などを急いでいる。続きは本紙で
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