関東化学は、現在展開している研究用リアルタイムPCRキットでオミクロン株に対応したアップデート版を発売する。新たに「E484A」「T547K」の遺伝子変異を同時検出できるようにすることで、デルタ株やオミクロン株を含む6種類の懸念される変異株(VOC)が推定できる。韓国コジェンバイオテック製の試薬。

 4月にアルファ株などの変異株を推定できるキットとして販売し、これまでデルタ株、ラムダ株に対応する更新を2回行ってきた。今回、オミクロン株2種に対応するアップデート品を投入する。

 オミクロン株は従来の変異株よりもスパイクたんぱく質の変異が多く、感染力も高いとされる。オミクロン株内でも変異に差があり、世界保健機関はT547K変異の有無で「BA1」「BA2」と区別している。同キットはT547Kを検出し、オミクロン株内の種類まで判別可能にした。

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