ロシア国営のガスプロムが、世界市場へ向けてヘリウムの供給を開始する。今月3日、東シベリアのアムール天然ガス処理工場で年2000万立方メートルの能力を持つ液化設備の稼働を開始し、日本海に面した沿海地方の港湾近くには、海上輸送の準備などをするヘリウムコンテナ基地を立ち上げたと発表した。ヘリウムの生産能力は25年までに世界最大級となる年6000万立方メートルにまで引き上げる計画。米国産とカタール産でほぼ二分されてきたヘリウム市場の構図は歴史的な転換点を迎えた。続きは本紙で

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