食品の器具・容器包装材料として使用可能な物質をリスト化した国のポジティブリスト(PL)制度が6月から始まった。現時点で未収載の物質でも使用実績があれば今後5年間は継続使用できる経過措置により、現場の混乱は回避された。一方で、未収載物質をPLに追加する告示改正は当初の来年3月末の実施から後ろ倒しとなる見通し。収載に必要な情報収集に時間が必要なうえ、事業者への新型コロナの影響を考慮した対応だが、新たなスケジュールは示されていない。業界内では、情報伝達や新規物質の申請作業を支援する「食品接触材料安全センター」が誕生。新制度にスムーズに移行するための下地ができつつある。続きはこちら

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